A) 全社員が秀逸 B) 財務が堅実 C)製品の質が最高
これらの選択肢は、一見すると優良企業の特徴のように見えます。
優秀な社員、健全な財務、高品質な製品は、いずれも企業にとって重要な要素だと考えられています。
しかし、実は、これらの特徴を持つ企業でも、業績が伸び悩むケースが少なくないのです。 優秀な社員がいても、堅実な財務があっても、最高の製品を持っていても、それだけでは市場で選ばれ続ける企業にはなれません。
真に重要なのは、自社の強みや独自性を明確にし、顧客の心に響くブランドを構築することです。 そして、これを実現するためには、ブランディングが不可欠なのです。
ブランディングとは、自社の商品やサービスの価値を超えて、企業の存在意義や独自性を明確にする戦略的な取り組みです。 単に良い製品を作るだけでなく、顧客にとっての価値を深く理解し、それを一貫して伝え続けることが重要なのです。
ブランディングにより、自社の強みや個性が際立ち、顧客から選ばれ続ける存在になることができます。 また、強力なブランドは、高い価格設定を可能にし、事業の収益性を向上させることにも貢献します。
業績の上がらない会社の特徴として挙げられた3つの選択肢は、ブランディングが不十分な企業にもよく見られる特徴なのです。 優秀な社員、堅実な財務、高品質な製品は、ブランディングの土台となる重要な要素ですが、それだけでは十分ではありません。
市場で選ばれ続け、業績を上げ続けるために、ブランディングが果たす役割は大きいのです。
NTTドコモで入社から退職まで広告宣伝に携わる。当時は大量にCMなどのマス広告を使って露出を増やしていけば、人々に関心を持ってもらえると思っていた。
ところが結果的に、広告をやってもやってもシェアを落とすという大失敗を経験。その経験をもとに、無理やり顧客にアピールするのではなく、見込み客がどんどん引き寄せられる仕組み「非広告手法®︎」を作り出す。
その後、ターゲット顧客の心理トリガーを引き、顧客行動に繋げる「禁断のブランディング」という仕組みを作り出す。
東京・名古屋・大阪にて25年以上企業ブランディング支援に携わってきて、大企業・上場企業をはじめ累計700社以上の顧客企業を持つ。
株式会社ベレネッツ
代表 平松誠一